本当に…そこで終わるつもりか?
空気が重く、息が浅い。
胸の奥で、何かが止まりかけてる。
肩が内側に丸まって、視線が下を向いたまま。
まるで重いコートを着せられたみたいに、体が動かない。
呼吸をするたびに、胸の奥で小さな音が鳴る。
それは諦めの音か、それとも何かを求める音なのか。
あの日から、何も変わってない?
あの日から、何も変わらないままじゃないか?
見ないふりをしても、景色は変わらなかったんじゃないか?
時間だけが過ぎて、同じ壁を見つめ続けて。
同じ疑問を抱えたまま、同じ場所でぐるぐると。
でも、その「同じ」の中にも、微細な変化はあったはずだ。
君が気づかないほど小さな、でも確実な何かが。
街の光は続いている
街の明かりが遠くで瞬いている。
誰かの部屋の窓。
誰かの人生が、今も続いている。
- あの窓の向こうでは、誰かが夕食を作っているかもしれない。
- 別の窓では、誰かが明日の準備をしているかもしれない。
- またある窓では、誰かが君と同じように立ち止まっているかもしれない。
でも、みんな続けてる。
それぞれの物語を、それぞれのペースで。
君の人生も、まだ続いてるんだ。
じゃあ、どうする?
もう立ち上がる力が残ってないと言うなら、
俺がここにいる。
何故ここに辿り着いたのか、理由を思い出すんだ。
足を向けたのは、君自身だろう?
歩き続けてきたのも君だし、
立ち止まったのも君の判断だった。
その全てが、今の君を作ってる。
弱さも強さも、迷いも決意も、全部含めて。
その選択、本当に君の望みか?
諦めているのは、相手か、それとも君自身か?
心の底で、まだ何かが動いてる。
諦めきれない何かが、まだ息をしてる。
それは恥ずべきことじゃない。
立ち止まることも、失敗することも、迷うことも。
全部、君が生きてる証拠だ。
夜は長い。でも朝は必ず来る
夜は長い。
でも、君の足元には、朝が待ってる。
一歩だけでいい。
半歩でもいい。
動けなくても、まだ終わってない。
今この瞬間に息をしているなら、それだけで十分だ。
- 明日は、今日とは違う選択肢を持ってくる。
- 来週は、今週とは違う可能性を連れてくる。
- 来月は、今月とは違う君に出会わせてくれる。
それでも君は、まだここにいる。
じゃあ、誰にその声を聞かせる?
君の中にある、まだ諦めきれない声を。
君の中にある、まだ動き続けてる何かを。
それを誰に届ける?
どんな未来に向けて放つ?
答えは君の中にある。
今は見えなくても、必ずそこにある。
俺は見届ける。
君がその答えを見つけるまで。