Kazuma式 全方位型対話相談室は、創設者Kazumaの実体験をもとに、恋愛・人間関係・孤独・自己肯定感といった”言葉にできない想い”を共に掘り起こす場だ。
【この記事の結論】
感情を押し殺すと、自分が自分でなくなる。我慢は強さではない。感情に名前をつけろ。日記に書け。安全な場所で吐き出せ。感情は、無視するものではなく、向き合うものだ。
「何も感じない」
最近、何を見ても心が動かない。
嬉しいはずのことが、嬉しくない。
悲しいはずのことが、悲しくない。
何も感じない。
感情が、麻痺している。
お前は今、感情を押し殺し続けた結果、感情を失っている。
でも、それは終わりではない。
感情は、取り戻せる。
この記事では、感情を押し殺すとどうなるか、その深刻な影響、そして感情を取り戻す方法を伝える。
心の整理については、心・感情整理に関する相談室の考え方が参考になる。
感情を押し殺すと起きる5つのこと
感情を押し殺すと、深刻な影響が出る。
影響1:感情が麻痺する
感情を押し殺すと、感情が麻痺する。
感情が麻痺する例
- 楽しいはずのことが楽しくない
- 悲しいはずのことが悲しくない
- 何を見ても心が動かない
- 空っぽになる
感情が麻痺するのは、感情を押し殺した結果だ。
なぜ麻痺するのか
- 感情を感じないようにし続ける
- 脳が感情を遮断する
- 自己防衛として麻痺する
- 感情を失う
感情を押し殺すと、感情が麻痺する。
心理学では、継続的な感情抑圧は感情鈍麻を引き起こし、ポジティブ・ネガティブ両方の感情が感じにくくなることが示されている。
影響2:身体が悲鳴をあげる
感情を押し殺すと、身体が悲鳴をあげる。
身体の悲鳴の例
- 原因不明の痛みが続く
- 慢性的な疲労感
- 免疫力が低下する
- 謎の体調不良
身体が悲鳴をあげるのは、感情を押し殺した結果だ。
なぜ身体に出るのか
- 感情はエネルギーだ
- 押し殺したエネルギーは消えない
- 身体に蓄積される
- 身体症状として現れる
感情を押し殺すと、身体が悲鳴をあげる。
影響3:人との距離が遠くなる
感情を押し殺すと、人との距離が遠くなる。
距離が遠くなる例
- 誰といても孤独を感じる
- 深い話ができなくなる
- 「この人は本当の自分を知らない」と思う
- 壁を作っている
人との距離が遠くなるのは、感情を押し殺した結果だ。
なぜ距離が遠くなるのか
- 感情を隠すと本音が言えない
- 本音を言わないと深い関係は築けない
- 表面的な関係しか作れなくなる
- 孤独になる
感情を押し殺すと、人との距離が遠くなる。
影響4:ある日突然、制御不能になる
感情を押し殺すと、ある日突然、制御不能になる。
制御不能になる例
- 些細なことで号泣する
- 小さなことで激怒する
- 感情の洪水が起きる
- 自分でも驚く
制御不能になるのは、感情を押し殺した結果だ。
なぜ制御不能になるのか
- 押し殺した感情はダムのように溜まる
- ダムが決壊すると一気に溢れる
- コントロールできなくなる
- 制御不能になる
感情を押し殺すと、ある日突然、制御不能になる。
影響5:「自分」がわからなくなる
感情を押し殺すと、「自分」がわからなくなる。
自分がわからなくなる例
- 「自分は何が好きなのか」わからない
- 「自分は何を感じているのか」わからない
- 鏡を見ても他人のよう
- アイデンティティが揺らぐ
「自分」がわからなくなるのは、感情を押し殺した結果だ。
なぜ自分がわからなくなるのか
- 感情は自己の核だ
- 感情を押し殺すと自己が崩れる
- 「自分」が見えなくなる
- 自分を見失う
感情を押し殺すと、「自分」がわからなくなる。
匿名ケース
32歳・主婦Yさん(匿名)は、こう語った。
「何年も『いい妻・いい母』を演じ続けました。感情を押し殺していました。ある日、鏡を見て『この人は誰?』と思いました。自分が自分でなくなっていました。何も感じなくなっていました。」
感情を押し殺してしまう5つの理由
なぜ感情を押し殺してしまうのか。理由がある。
理由1:「感情を出すのは恥ずかしい」という刷り込み
感情を押し殺すのは、「感情を出すのは恥ずかしい」という刷り込みがあるからだ。
刷り込みの例
- 「泣くのは弱い」と教わった
- 「怒るのは悪い」と教わった
- 「感情的になるな」と言われた
- 感情を出すことを否定された
刷り込みが、感情を押し殺させる。
なぜ刷り込みが問題なのか
- 刷り込みが信念になる
- 信念が行動を支配する
- 感情を出せなくなる
- 押し殺すようになる
刷り込みが、感情を押し殺させる。
理由2:「迷惑をかけたくない」という思い
感情を押し殺すのは、「迷惑をかけたくない」という思いがあるからだ。
迷惑をかけたくない例
- 「愚痴を言ったら嫌われる」と思う
- 「泣いたら心配かける」と思う
- 「怒ったら関係が壊れる」と思う
- 迷惑をかけたくない
迷惑をかけたくないという思いが、感情を押し殺させる。
なぜこの思いが問題なのか
- 感情を出すことは迷惑ではない
- 迷惑だと思うと出せなくなる
- 押し殺すようになる
- 自分を犠牲にする
迷惑をかけたくないという思いが、感情を押し殺させる。
理由3:過去に否定された経験
感情を押し殺すのは、過去に否定された経験があるからだ。
否定された経験の例
- 泣いたら「うるさい」と言われた
- 怒ったら「わがまま」と言われた
- 感情を出したら否定された
- トラウマになった
過去に否定された経験が、感情を押し殺させる。
なぜ過去の経験が影響するのか
- 否定された経験が恐怖になる
- 恐怖が感情を封じる
- 二度と否定されたくない
- 押し殺すようになる
過去に否定された経験が、感情を押し殺させる。
理由4:「役割」を演じている
感情を押し殺すのは、「役割」を演じているからだ。
役割を演じる例
- 「しっかり者」を演じている
- 「明るい人」を演じている
- 「強い人」を演じている
- 役割から外れられない
役割を演じることが、感情を押し殺させる。
なぜ役割が問題なのか
- 役割を演じると本音が出せない
- 本音を出さないと感情を押し殺す
- 役割に縛られる
- 自分を失う
役割を演じることが、感情を押し殺させる。
理由5:感情の扱い方を知らない
感情を押し殺すのは、感情の扱い方を知らないからだ。
扱い方を知らない例
- 「怒りをどう表現すればいいかわからない」
- 「悲しみをどう出せばいいかわからない」
- 感情の出し方がわからない
- 押し殺すしかない
感情の扱い方を知らないことが、感情を押し殺させる。
なぜ扱い方が大切なのか
- 扱い方を知らないと出せない
- 出せないと押し殺す
- 押し殺すと麻痺する
- 学ぶ必要がある
感情の扱い方を知らないことが、感情を押し殺させる。
感情を取り戻す5つの方法
感情を取り戻すには、以下の方法を試せ。
方法1:感情に名前をつけろ
感情を取り戻すには、感情に名前をつけろ。
名前をつける方法
- 「今、胸がモヤモヤする」→「不安だ」
- 「今、頭に血が上る」→「怒っている」
- 「今、胸が締め付けられる」→「悲しい」
- 名前をつける
感情に名前をつけることで、感情を取り戻せる。
なぜ名前をつけるべきなのか
- 名前をつけることで認識できる
- 認識できることで扱える
- 扱えることで解放できる
- 感情を取り戻せる
感情に名前をつけろ。
今日できる一歩
- ✓ 今の身体の感覚に注目する
- ✓ その感覚に感情の名前をつける
- ✓ 「今、◯◯を感じている」とノートに書く
方法2:日記に書け
感情を取り戻すには、日記に書け。
日記に書く内容
- 今日感じたこと
- 今日モヤモヤしたこと
- 今日イライラしたこと
- 何でもいい
日記に書くことで、感情を取り戻せる。
なぜ日記が大切なのか
- 書くことで感情が外に出る
- 外に出すことで認識できる
- 認識できることで扱える
- 感情を取り戻せる
日記に書け。
👉 押し殺している感情を日記で整理する方法を10分で学ぶ(匿名)
→ Kazuma式 対話相談室
方法3:安全な場所で吐き出せ
感情を取り戻すには、安全な場所で吐き出せ。
安全な場所で吐き出す方法
- 一人の時に泣く
- 車の中で叫ぶ
- カウンセラーに話す
- 安全な場所で吐き出す
安全な場所で吐き出すことで、感情を取り戻せる。
なぜ安全な場所が大切なのか
- 安全な場所でないと出せない
- 出すことで感情が動き出す
- 動き出すことで取り戻せる
- 安全な場所を作れ
安全な場所で吐き出せ。
方法4:「感情を出すことは悪くない」と知れ
感情を取り戻すには、「感情を出すことは悪くない」と知れ。
感情を出すことは悪くない
- 泣くことは弱さではない
- 怒ることは悪ではない
- 感情は人間らしさだ
- 出していい
「感情を出すことは悪くない」と知ることで、感情を取り戻せる。
なぜこの視点が大切なのか
- 「悪い」と思うと出せない
- 出せないと押し殺す
- 「悪くない」と知ると出せる
- 感情を取り戻せる
「感情を出すことは悪くない」と知れ。
方法5:小さく動かせ
感情を取り戻すには、小さく動かせ。
小さく動かす方法
- 悲しい映画を見て泣いてみる
- 感動する音楽を聴いてみる
- 笑える動画を見てみる
- 小さく感情を動かす
小さく動かすことで、感情を取り戻せる。
なぜ小さく動かすべきなのか
- 麻痺した感情は少しずつ動かす
- 動かすことで感覚が戻る
- 感覚が戻ることで取り戻せる
- 小さく動かせ
小さく動かせ。
感情を押し殺していいケース
感情を押し殺していいケースもある。
ケース1:今はその場に適さない時
今はその場に適さない時は、一時的に押さえてもいい。
その場に適さない例
- プレゼン中に悲しくなった
- 接客中に怒りが湧いた
- 一時的に押さえる
- 後で必ず吐き出す
今はその場に適さない時は、一時的に押さえてもいい。ただし、後で必ず吐き出せ。
ケース2:今は自分を守る必要がある時
今は自分を守る必要がある時は、押さえてもいい。
自分を守る例
- DVから身を守る
- パワハラから身を守る
- 危険な状況から逃げる
- 生存のために押さえる
今は自分を守る必要がある時は、押さえてもいい。ただし、安全になったら必ず吐き出せ。
感情を押し殺しているかチェックリスト(印刷用・ブックマーク推奨)
以下の質問に正直に答えてみよう。
□ 何を見ても心が動かない
□ 楽しいはずのことが楽しくない
□ 原因不明の身体の痛みがある
□ 誰といても孤独を感じる
□ 些細なことで感情が爆発することがある
□ 「自分が何を感じているか」わからない
□ 「感情を出すのは恥ずかしい」と思う
□ 迷惑をかけたくないと思う
□ 役割を演じ続けている
□ 感情の扱い方がわからない
5つ以上チェックが入れば、感情を押し殺している可能性が高い。感情に名前をつけろ。日記に書け。安全な場所で吐き出せ。
俺の体験:感情を失った日々から回復するまで
俺がまだ若い頃、恋愛で大きな裏切りに合い感情を失っていた。
何を見ても、心が動かなかった。
嬉しいはずの仕事の成功も、嬉しくなかった。
悲しいはずの別れも、悲しくなかった。
何も感じない。
無味無臭、空っぽだった。
浮世離れした生活を続けて来たが、「これが普通なのか」と思っていた。
でも、違った。
ある時、友人に言われた。
「お前、最近楽しんでる?」
その言葉で、気づいた。
俺は、何年も感情を押し殺し続けていた。
駆け出しの若い頃、「感情的になるな」と、教育され続けた。
「プロは感情を表に出さない」と思い込んでいた。
感情を押し殺すことが、正しいと思っていた。
でも、感情を押し殺し続けた結果、機械のように感情を失っていた事に気づいた。
そこから、少しずつ取り戻していった。
感情に名前をつけるようにした。
「今、胸がモヤモヤする。これは不安だ。」
日記を書き始めた。
毎日、感じたことを書いた。
最初は「何も感じない」と書いた。
でも、続けた。
一人の時に、考えてみた。
最初は何も考えられなかった。
でも、恋をして気づいた事がある。
数ヶ月経って、少しずつ感情が戻ってきた。
ある日、ふと思った。
「感情が戻ってきた」と。
今も、感情を押し殺しそうになることはある。
でも、すぐに気づくようになった。
不純物の含まない、極めて高純度な愛がその事に気づかせてくれた。
感情を押し殺すと、自分が自分でなくなる。
でも、感情は取り戻せる。
俺のきっかけは『愛』だった。
君も、感情を失っているなら、取り戻せ。
感情に名前を付け思い出せ。
日記に書け。
安全な場所で吐き出せ。
「感情を出すことは悪くない」と知れ。
小さく動かせ。
思い出すんだ。
君は愛が何なのか知っている筈だ。
少しずつでいい。
焦るな。
よくある質問(FAQ)
Q. 感情を押し殺すのは、我慢強いからではないですか?
A. いいや。我慢強いのではない。感情の扱い方を知らないだけだ。学べば変わる。
Q. 感情を出すと、迷惑をかけませんか?
A. 迷惑ではない。感情を出すことは人間らしさだ。本音を言える関係が、本当の関係だ。
Q. 感情に名前をつけられません。どうすればいいですか?
A. 「モヤモヤする」「ザワザワする」でいい。完璧に名前をつける必要はない。少しずつでいい。
Q. 日記に何を書けばいいかわかりません。
A. 「今日、何も感じなかった」でいい。感じたことがなくても、それを書け。続けることが大切だ。
Q. 安全な場所がありません。どうすればいいですか?
A. 一人になれる場所を作れ。トイレ、車の中、散歩中。どこでもいい。安全な場所を見つけろ。
Q. 感情が麻痺しています。取り戻せますか?
A. 取り戻せる。時間がかかるかもしれないが、少しずつ動かせば戻る。諦めるな。
Q. 感情を出すのは「甘え」ですか?
A. いいや。感情を出すことは、人間らしさだ。甘えではない。感情を出していい。
Q. 役割を演じるのをやめられません。どうすればいいですか?
A. 少しずつ役割を外せ。一人の時だけでもいい。本当の自分を出す時間を作れ。
Q. 過去に否定された経験があります。どうすればいいですか?
A. 過去は変えられない。でも、今から変えられる。「感情を出すことは悪くない」と自分に言い聞かせろ。
まとめ
要点3つ
- 感情を押し殺すと、感情が麻痺し、身体が悲鳴をあげ、人との距離が遠くなり、制御不能になり、自分がわからなくなる。
- 感情を押し殺す理由は、「感情を出すのは恥ずかしい」という刷り込み、迷惑をかけたくない思い、過去の否定経験、役割を演じる、扱い方を知らない、の5つだ。
- 感情を取り戻す5つの方法は、感情に名前をつけ、日記に書き、安全な場所で吐き出し、「感情を出すことは悪くない」と知り、小さく動かすことだ。感情は取り戻せる。
次の一歩
今日、今の身体の感覚に注目しろ。胸がモヤモヤするか、頭がズキズキするか。その感覚に感情の名前をつけろ。「今、◯◯を感じている」とノートに書け。それが第一歩だ。
感情を押し殺すと、自分が自分でなくなる。我慢は強さではない。感情に名前をつけろ。日記に書け。安全な場所で吐き出せ。そして思い出すんだ。
Kazuma式は答えを与えることはしない。共に見つけ、見届けることが原則だ。
君が今、感情を失っているなら、取り戻せ。感情に名前をつけろ。日記に書け。少しずつでいい。焦るな。
まずは10分だけ、失った感情について一緒に考えよう。
「何を押し殺してきたのか」「どう取り戻すか」「日記に何を書けばいいのか」を個別に整理する”感情回復サポートプラン”。一人で抱えなくていい。
安心要素: 匿名🛡️/DM不要/無理な勧誘なし/短時間
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【著者情報】
Kazuma|Kazuma式 全方位型対話相談室 創設者
恋愛・人間関係・孤独・自己肯定感という「Kazuma式4大属性」を軸に、人が抱える”言葉にならない想い”を共に掘り起こす対話を続けている。
記事はすべてKazuma自身の体験・相談事例をもとに執筆。深夜帯に動く読者の「名前のない痛み」に寄り添い、心を整理するための視点を届けている。
【免責事項】
本記事はKazumaの実体験・相談事例をもとにした一般的な見解です。医学的・法律的アドバイスを目的とするものではありません。深刻な心理的問題や法律的問題については、専門家への相談をおすすめします。