忘れられない人との向き合い方|Kazuma式未練整理論
Kazuma式対話相談室は、創設者Kazumaの実体験をもとに、恋愛・人間関係・人生迷子といった“言葉にできない想い”を共に掘り起こす場だ。
今回は、多くの相談者が抱えるテーマ――「忘れられない人」「未練」「元彼や元カノへの想い」について考えてみたい。本当に、その関係は終わったのだろうか?
忘れられない人を思い出す瞬間
コンビニで流れた、あの曲。
冬のコートから漂う懐かしい柔軟剤の匂い。
胸が、ざわつく。
※以下は実際の相談をもとにした匿名ケースです
ある男性が相談に来た。別れて半年経つのに、まだ元恋人を忘れられないという。
「新しい恋を始めなきゃと思っているけど、ふとした瞬間に彼女を思い出してしまうんです」と。
彼が話したのは、仕事帰りに立ち寄ったコンビニで二人がよく聴いていた曲が流れた瞬間のこと。
記憶が鮮明に蘇り、笑顔や休日、些細な口喧嘩まで思い出してしまう。
人間の記憶は不思議なもので、忘れようとしても無意識が引き出してくる。
香り、音楽、季節、場所。トリガーは日常のあちこちに潜んでいる。
未練を抑え込むことの危うさ
「もう忘れた」「見ないふりをしている」――そうやって気持ちを抑え込んでも、本当の解決にはならない。
むしろ抑圧された感情は、夢や酔った時、疲れた瞬間に強烈に戻ってくる。
創設者Kazuma自身も、大切な人との別れを「終わったこと」と片付けようとしたが、街で似た後ろ姿を見かけて思わず追いかけそうになったことがある。
見ないふりは、ただの先延ばしに過ぎない。
未練の正体を見極める
未練は必ずしも悪ではない。Kazuma式対話相談室では、未練を排除する前に「正体を見極める」ことを勧めている。
- 破壊的な未練 … 過去に縛られ、新しい出会いを拒絶してしまう。
- 建設的な未練 … 自分に何を教えてくれるのか、次はどうすればよいかを示してくれる。
ある女性は「元彼への未練」を弱さだと思っていた。
しかし本当は「彼」ではなく「彼といる時の自分」への未練だった。
彼女はその気づきから、取り戻すべきは相手ではなく「自分自身の笑顔」だと分かった。
忘れられない気持ちとどう向き合うか
もし「もう立ち上がれない」と感じるなら、思い出してほしい。
ここに辿り着いた時点で、君はすでに一歩を踏み出している。
忘れられない人への未練を抱えることは、重い荷物を背負って歩くようなものだ。
疲れるし、前に進めない夜もある。だが、その痛みを感じている限り、君の心はまだ生きている証拠だ。
夜は長い。でも必ず朝は来る。
大切なのは、痛みと向き合う「時間の使い方」だ。
忘れるのではなく、統合する
Kazuma式が提案するのは「忘れること」ではなく「統合すること」。
その人との記憶を人生の一部として受け入れ、過去を否定せず、ありのままに抱えながら歩くこと。
辛いことも幸せも含めて、その経験が今の君を作っている。
忘れられない人は、君を縛る存在ではなく、君を豊かにする存在に変えられる。
次の一歩を踏み出すために
- 「まだ忘れられない」という事実を認める。
- その感情の正体を見極める。
- 自分と向き合う時間を持ち、孤独から逃げない。
- 小さな一歩を始める――新しい趣味、出会い、場所。
過去を抱えながらも、未来に向かって歩く。
それが人間の自然な姿だ。
まとめ:未練を成長の糧にする
「忘れられない人がいる」という事実は、君が深く愛する力を持っている証拠だ。
その未練が君を縛るのか、成長させるのかは、君の選び方次第。
Kazuma式は答えを与えることはしない。共に見つけ、見届けることが原則だ。
👉 忘れられない人との向き合い方をさらに深めたい方は、kazuma式対話相談室の理念ページをご覧ください。